連載 アンケートの作り方教えます。

その2 準備不足で情報が集まらないアンケート

商品やサービスの総合満足度を訊ねる設問と、自由記述欄のみで構成されるアンケート票を時折見かけます。

[例]


回答者の立場からこのアンケートを眺めると、どのような切り口で回答すればよいのか判りづらくなります。

特に、自由記述欄の設問については回答の手掛かりがありません。

結果として、無回答が増えて情報が集まりません。

アンケートで自由な意見を求める状況は、言い換えれば、持っている情報が過少で何を訊くべきか判らない状況です。

アンケート票を大量に印刷して、配布できる段階には至っていません。

訊くべき内容を探る際に有効な情報収集手段はインタビューであり、有識者へのヒアリングや、少人数でのディスカッションを通じて情報を集めるとよいでしょう。

アンケートは具体的な質問を大人数へ訊ねる際に、威力を発揮するツールです。


例で示したアンケートの企画趣旨は、サービスに満足している人と不満な人の差異を抽出すること(のはず)です。

しかし、差異を検知するための尺度が明示されていないため、目的を達成することは難しいでしょう。

アンケートの内容を改善するとすれば、サービスの総合満足度を構成する複数の要素について、個別に満足度を訊ねる設問を追加するとよいでしょう。

アンケート回収後に、定量的な分析が可能となるようにしたいです。

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